英語英文学科

授業の紹介

授業の紹介

Academic English 1A, 1B

Instead of learning “English” for exam purposes, students in these classes learn to express themselves in proper academic register so that they can interact and respond appropriately to events, social and global issues in English. The classes are conducted all in English, and students develop their language skills further to think, speak, discuss, write manageable essays and give presentations in English. Fifteen students are selected based on their CASEC scores. Students learn real English skills that can be used for interaction with people around the world in speaking and writing as well as for their future careers.
(この授業では、テストのための英語ではなく、様々な社会の問題やグローバルな問題について英語で議論し、自分自身の意見を発するための英語を学びます。授業はすべて英語で行われます。英語で考え、話し、議論し、エッセイを書き、プレゼンテーションを行うといった活動を通して英語力に磨きをかけていきます。世界の人たちと交流するため、また自分の将来のキャリアのために本物に英語力を育成します。)

Extensive Reading (発展)

「せっかく英語英文学科に入学したのだから、ペーパーバックなどの洋書をスラスラ読めるようになれたらなあ」と多くの人が思っているのではないでしょうか。学校英語教育を長い間受けてきた私たちにとって、一字一句丁寧に英文を読んでいくいわゆる「精読方法」は馴染みがある読み方といえます。英語が母語でない私たち日本人には、英語の構文や文法をしっかりおさえながら読んでいく精読は、基本かつ不可欠な学習法です。しかしそれだけでは英語をスラスラ読めるようにならないのもまた事実といえます。「骨太の」英語の読みの力をグンと身につけるには、意味内容の理解に意識を置いて、どんどん読み進めていくことなしにそれを達成することは難しいでしょう。多読の読み方を習得しながら英文を読んでいくことは、「楽しみながら英語のシャワーを浴びること」とも言えます。読んでいる最中に英語のことが頭から消え、話の内容が絵となって頭の中に出てくればしめたもの。その段階ともなれば、意識しなくとも英語の方からついてくるようになります。

つまり、

  • 辞書をなるべく使わないで自身のレベルと関心にあった本を読む
  • 内容がつまらなく感じたらその本はやめて違う本を探す
  • わからないところに固執せず、飛ばしてつかめるところで意味をとる

今まであまりしたことのない読み方と思うでしょうが、実際に本気で取り組むと、英語を読むことに対するイメージが大きく変化します。英語多読経験者で「英検の長文問題が20分以上も時間が余った」という学生も過去にいました。

さて現在、大妻英文学科の開講する科目Extensive Reading には以下のような特徴と利点があります。

  • E棟10階に数千冊の蔵書を持つ「洋書ライブラリー」がある。授業時間以外でも自由に借りることができる
  • 絵本のように英文が少ないものからペーパーバックまで幅広いレベルのものを揃えている
  • オンライン授業期間でもなるべく多様な洋書が読めるための「オンライン多読システム」を導入している

洋書ライブラリーがある大学はそう多くはありません。自由に借りることができるのも本学英文学科生の強みといえます。また、オンライン多読システムは外注のプログラムを用意することで、行き届いた多読活動を提供しています。英検準2級から1級までの数百冊のものを、レベル別、分量別、ジャンル別、最近の社会状況に合わせたSDGs別、など多様な検索機能で関心を引く本を探すことができます。

毎回の授業では、面白かった本の紹介、ストーリーテリング、ボキャブラリービルディング(語彙習得)、文脈把握力を見るクローズチェックテスト、そして自由に好きな本を選び読む時間等、からなります(担当教員によって異なる部分もあります)。目標は半期で10万から25万語読破です。楽しみのための読書としての多読ができたとき、あなたの英語の世界は広がります。英文を読むことへの抵抗感がなくなるだけでなく、多様な表現に触れることから、英語の成り立ちや意味など英語そのものへの関心、英語圏の文化?文学、異文化間にまつわる諸問題への知的好奇心、更には多読の読み方の英語教育への応用、通訳?翻訳分野など英語に関係する進路への影響等、などさまざまです。
皆さんも、この機会にどっぷりと英語多読の世界にはまってみてください。

多読用ライブラリー こんなかわいい本から始めて、 こんな本を経て、
 
憧れの「大人の」ペーパーバックが待っています。 読書の進度について個別指導を受ける学生 読んだ洋書の読書記録。めざせ1年間100万語!  

 

英語発音入門

この授業では英語の発音について学びます。自らの英語発音を良くするために英語発音のしくみを学び、発音練習をしていきます。ネイティブ?ノンネイティブスピーカーを問わず、誰にでも楽に理解される英語発音を目指します。そのような発音はネイティブスピーカーと同じ発音というわけではなく、日本語訛りがあっても、ネイティブスピーカーの発音と同じくらい伝わる発音となります。そもそもわれわれ日本語のネイティブスピーカーにとっては完璧に英語ネイティブスピーカーの発音になることは不可能に近く、またそれを目指す必要もありません。現代では世界の様々な地域において、ネイティブ?ノンネイティブの関係なく様々な英語が使われているからです。

伝わる英語発音のためには必ず押さえるべき部分と、それほどこだわらなくても良い部分があります。例えば/l/と/r/の区別や”hat”, “heart”, “hut”、”hurt”に含まれる母音の区別は意志疎通に決定的に関わるので押さえるべき部分です。一方”water”を「ワーラー」のように発音するのはアメリカ英語をはじめとする特定の地域だけですので、意志疎通にあまり重要ではありません。授業では特に重要な部分を集中的に練習していきます。

英語発音学習は高校まででほとんど学習していない人が多いので、この授業で習うことは目からウロコの連続でしょう。練習を重ねていくことで自分の発音がどんどん向上していくことが実感できると思います。