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増野 弘幸

増野 弘幸 (ますの ひろゆき)

プロフィール

増野 弘幸中国最古の詩集『詩経』を中心に研究をしています。研究テーマは、詩の表現と当時の習俗の関係について考えてゆくことです。古代においては重要な意味を持っていたと思われる鳥や、香草を始めとする植物、また、中国の都市には必ず設けられていた城壁と城門といったものの持つ意味について、『詩経』の詩を中心に漢代、六朝の詩あたりまでの詩を取り上げ、時代ごとの特徴や、影響、認識の変化について分析を試みています。

主な著書?論文

  • 『研究資料 漢文学』詩I(明治書院、平5?4)
  • 『詩語のイメージ 唐詩を読むために』(東方書店、平12?11)
  • 「陶淵明における家の意味について」(『大妻国文』36号、平17?3)
  • 「陶淵明における「夕暮れの山」の表現についての一試論」(『中国文化』 64号、平18?6)

担当科目 (シラバスを参照してください)

  • 全学共通科目
  • 沙巴体育投注_沙巴体育官网-在线app下载漢文学関係科目など
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ゼミの紹介

教員から

増野ゼミ写真中国文学のゼミ生達は、古くは6000年前の仰韶文化にも形跡の見られる太陽と烏の神話の研究から、新しくは清の怪異譚集である『聊斎志異』の研究まで、非常に長い歴史の中でそれぞれにテーマを選んで卒論に取り組んでいます。

私自身は周の時代の『詩経』等、古い時代の文学が好きなのですが、学生達はその様なことには全く御構い無く哲学や歴史の分野にまで踏み入ってテーマを見つけて来ます。そもそも中国の学問には、文学や哲学といった明確な区分などありませんので、各人好き好きに興味を持って楽しく研究が出来ればそれで良いと思っています。文献の探し方や論の展開についてきちんと押さえてゆけばかなり深い所まで探求してゆけ、面白い論文が書けます。

後は各自の取り組みの度合いで完成度がかなり左右されてしまうので、この点、注意が必要です。

学生から

増野ゼミ写真

私たちは、悠久な歴史と広大な土地を持つ中国でつくられた多彩な文学作品について、時空間を超えて、当時の人々の言葉や心に耳を傾けた研究をしています。

ゼミは、朗らかで優しい先生に惹かれた生徒たちが集まっており、和気あいあいとした雰囲気で進行されます。ゼミ合宿では勉強だけでなく、ぜいぜい息を切らして筑波山に登ったり、一面に輝く綺麗な星空の下で花火をしたりと、楽しさ満点です。このゼミに入って悔いはなし<

過去の卒論タイトル

  • 古代中国における射日神話について
  • 西王母研究
  • 『列子』研究
  • 司馬遷と『史記』
  • 『聊斎志異』における狐について